【報告】大阪・アートエリアB1(本間直樹、中村征樹) 公式HP映画「哲学への権利――国際哲学コレージュの軌跡」

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【報告】大阪・アートエリアB1(本間直樹、中村征樹)

筑波大学の宿舎に一泊して移動し、新幹線で関西に向かう。2010年2月5日、京阪電車「なにわ橋」駅内にあるスペース「アートエリアB1」にて、本間直樹(大阪大学)氏、中村征樹(同前)氏とともに上映会がおこなわれた。約100名ほどが詰めかける盛会となった。

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(地下1階コンコースの一部につくられているスペース。「アート」「知」などをテーマにさまざまなプログラムが実施され、「コミュニケーション空間としての駅」を目指す。)

中村氏は、大学を市民に開く場合、大学人が外へと活動を展開する事例が主流だが、国際哲学コレージュでは哲学を教える権利――哲学への権利――もまた、市民に開いているという点が根底的であると分析した。

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本間氏は、本作をドキュメンタリー映画の枠組みをはみ出す哲学テクストであると評した。というのも、デリダに関する説明や図式を前面に押し出すことなく、インタヴューイーの言葉の力に触発され、それらの力を表現しようとしているからだ。

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(中村征樹氏、本間直樹氏)

本間氏は彼なりの仕方で、哲学と社会の対話の場づくりを実践してきた方である。喫茶店や小学校、アートエリアB1などで哲学的対話の場をつくってきた。場所の選定、椅子の配置などの配慮も含めて哲学の実践は成り立つことが強調された。「哲学を社会に開く」――口で言うのは簡単だが、無条件に開けば開くほど、実は、主催者に課せられる負担は大きくなる。大学であれ在野であれ、ある物理的な場所が歓待の場へと変容することはいかにして可能だろうか。歓待は実践のなかにしかなく、場所とは行為遂行的なものであるのだ。

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街中での上映+討論会だったので、一般の参加者が多く、質疑もとても刺激的だった。さすが大阪の哲学カフェ。「ごく普通のおばちゃんが『物価ってこうなっているんやで』と話をして、誰かが『あ、それおもろいな』と反応すれば哲学は成り立つのか」といった独創的な、しかし的を射た質問も発せられた。明日からも関西での上映が続く。何が飛び出してくるのか、とても楽しみ、まだまだ何か起こりそう。
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[ 2010/02/05 02:07 ] 上映報告(国内) | TB(0) | コメント(-)

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