【報告】再びニューヨークへ New York University 公式HP映画「哲学への権利――国際哲学コレージュの軌跡」

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【報告】再びニューヨークへ New York University

イサカを発って5時間後、日暮れの大都市ニューヨークのネオンサインの風景のなかにバスが吸い込まれていった。翌日から再び、映画「哲学への権利」の上映と討論会がニューヨーク大学から始まる。

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ニューヨーク大学(通称NYU)は銀行家や商人などの有閑層グループによって1831年に創設された。「出自や身分、社会階級ではなく能力に応じて、若者に高等教育の機会が与えられる大学をマンハッタン島に」というのが彼らの理念だった。当時、アメリカのカレッジが特定のキリスト教派と関係して創設されていたなかで、NYUは無教派の大学として創立された。ちなみに、NYUの哲学科は、英米圏の50の哲学科ランキングでつねに1、2位を争っている。

NYU2

NYUのキャンパス群はワシントン・スクエアとグレニッチ・ヴィレッジ周辺に点在しているが、この地域は19世紀初頭以来、ニューヨークの文化的中心地であり続けている。E・A・ポー、マーク・トゥェイン、ハーマン・メルヴィル、ウォルター・ホイットマンらが近隣に居を構えて創作活動をおこない、1930年代にはジャクソン・ポロックやデ・クーニングらが抽象表現主義の拠点を付近に据え、1960年代にはアレン・ギンズバーグやボブ・ディランらがこの地域からビート・ジェネレーションやフォーク音楽を世界に発信した。

NYU3

9月10日、映画「哲学への権利」のNYUでの上映には約20名ほどが参加し、議論をおこなった。ミハイル・ヤンポリスキ氏によれば、「この作品はとりわけアメリカの学問状況を考える上で重要である。アメリカではヨーロッパの大陸哲学がカルチュラル・スタディーズや比較文学などに吸収され、準-学科的な扱いを受けているからだ」。トマス・ルーザー氏からは「哲学が一学問分野というよりも、そもそも領域横断的なものであることがこの作品によって鮮明になる」、リチャード・カリッチマン氏からは「哲学と他の学問分野の関係はやはりandによってしか語ることはできないのか、and以外の方法で語ることはできないのか」、ペドロ・エルバー氏からは「デリダの名前が特権的に引用されていて、他の思想家の名が出てこないことが気になる」とのコメントをいただいた。

UTCPブログより転載
http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/blog/2009/09/post-278/
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[ 2009/09/12 21:56 ] 上映報告(海外) | TB(0) | コメント(-)

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