【報告】ジュンク堂新宿店(萱野稔人) 公式HP映画「哲学への権利――国際哲学コレージュの軌跡」

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【報告】ジュンク堂新宿店(萱野稔人)

12月12日(土)、めずらしく暖かな冬の午後、ジュンク堂書店新宿店にて、萱野稔人氏(津田塾大学)をゲストに招いて上映会がおこなわれた(参加者46名で満席)。

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私は萱野氏とはほぼ同時期にパリ第10大学に留学しており、エティエンヌ・バリバールのゼミなどでは同席していた。お互いに共有しているフランスの哲学の状況を踏まえながら、「いま、哲学の使命とは何か」をめぐって原理的な話をテンポ良く展開することができた。

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哲学の役割を語る上で、「哲学は役に立たないからこそ役に立つ」といったいわゆる「無用の用」を強弁してはいけない、というのが二人が共有する出発点。萱野氏は哲学を通じて概念的に思考することの意義を強調しつつ、「哲学においては哲学を研究することが哲学そのものとなる」という自己反復的な哲学ならではの面白さを語った。西山は答えを性急に見つけるのではなく、数多くの偽の問いを絞り込み、問いを問いとして的確に洗練させることを哲学の意義とした。

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萱野氏からは「映画で大学や哲学の現状と問題が的確に表現されていることはわかったが、その問題が西山さんの問いと具体的にどう関わるのかがいまひとつ不明瞭だ」との鋭い指摘をいただいた。この上映運動を通じて、自分なりの答え方を模索していくことになる。

 

会場にいらしていた大学論の泰斗・潮木守一氏(桜美林大学)からは、「金融工学のように、莫大な利益を引き出すことに加担する学問の伸張を前にして、哲学は価値の問題を原理的に思考する責務がある」という発言をいただいた。 

 

ジュンク堂書店さんには、寛大にも、今回は通常イベントの倍の3時間枠を設定していただいた。中村洋司店長と阪根正行店員には深く感謝する次第である。

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[ 2009/12/12 23:51 ] 上映報告(国内) | TB(0) | コメント(-)

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