【報告】東海高校・中学校「サタデープログラム」 公式HP映画「哲学への権利――国際哲学コレージュの軌跡」

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【報告】東海高校・中学校「サタデープログラム」

2011年2月19日、名古屋市の東海高校・中学校にて「サタデープログラム(土曜市民公開講座)18th」が開催された。サタデープログラムは東海高校で年数回開催される学生による一日限りの公開講座。さまざまなジャンルの著名人(田原総一郎、湯浅誠、藤子不二雄なども)による講演から、子供向けや趣味・美容に関するものまで、数十の講座が無料で公開されている。半年に一度の回数で、学生たちが自主的にこうした本格的な企画を継続させていることには驚かされた。講座を担当する学生は講座内容や講演者について調査・予習をして事前インタビューをおこない、告知ニュースとして発行するのだから、大変な作業である。

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今回は主催学生から依頼を受けて、講座「生きること 考えること――フランスの事例からみた大学と哲学」を担当することになった。フランスでは高校3年生に哲学科目は必修で、大学入試にも哲学の論述試験がある。生きることと考えることはどう関係しているのか。生きることにとって、考えることはどんなふうに大切なのか。フランスの高校での哲学教育の事例から、「私たちにとっての哲学」を考えた。

フランスの高校3年生の哲学の授業では、人名やキーワードの暗記ではなく、主題(意識、欲望、自由など)とテクスト(プラトンからサルトルまで)に即して自分の頭で思考し作文することが重視される。大学入試での哲学科目は、参考書の持ち込みなしで4時間の小論文作成、と厳しい。フランスと同じく、日本の高校にも本格的な哲学科目を設置するべき、と主張したいわけではない。日本の高校教育にこれほど物事を根本的に考えていい時間があるのか、その自由があるのか。あらゆる科目のなかに少しぐらいあってもよいのではないか。

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受講生は40名ほどで、教室は一般の方の割合が多かった。平和運動に携わる女性の方からは、「毎年、世界の学生たちと交流するが、フランスの学生はどこか違っている。彼らには自分の意見を理論的に表現できる力があるが、その教育背景が分かった」とコメントしてくれた。今回の講座に向けて準備・運営してくれた高校1年生(!)の千田さん、河野さんに感謝します。

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[ 2011/02/19 18:07 ] 報告・取材記 | TB(0) | コメント(-)

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