国際哲学コレージュとは? 公式HP映画「哲学への権利――国際哲学コレージュの軌跡」

本ブログでの情報はすべて個人HPに移動しました。今後はそちらでの閲覧をお願いします。⇒http://www.comp.tmu.ac.jp/nishiyama/

ホーム > スポンサー広告 > 国際哲学コレージュとは?ホーム > 映画の概要・内容 > 国際哲学コレージュとは?

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

国際哲学コレージュとは?

国際哲学コレージュは、政府の依頼を受けて、デリダがフランソワ・シャトレらとともに、1983年10月10日にパリのデカルト通りに創設した研究教育機関である。産業・研究、文部、文化の三大臣の後押しを受けてはいるが、基本的にはアソシエーション法に依拠して創立された(日本でいうところのNGOやNPO)。コレージュは、哲学のみならず、科学や芸術、文学、精神分析、政治などの諸領域の非階層的で非中心的な学術交流によって新しいタイプの哲学を可能にするという、当時としては画期的な組織だった。

ciph1
(国際哲学コレージュのプログラム案内。学期に合わせて10-1月と2-7月、年2回発行される。初刷で8,000部刷られ、その内約6,000部は国内の高校哲学教員に郵送される。初刷がなくなると2刷が5,000部作成される。)

驚くべきことに、コレージュは固有の施設を所有していない。大部分のプログラムは国民教育省が管理する建物の教室を間借りして実施され、そこに事務局も常設されている。しかし他にも、パリ第七大学の大教室や海外の大学など、至る所で授業や学術的催事はおこなわれる。大学の教員のなかには、自分が所属する大学のセミネールとコレージュのセミネールを同じ枠組みで実施する者もいて、その場合には、自分のゼミ生と一般聴衆が同じ授業を受けることになるのだ。

「〔教育研究制度の〕建築物に反対するとは言わぬまでも、少なくともその制約から離れて、国際哲学コレージュはその場を探し求める」(国際哲学コレージュ議定書)――つまり、コレージュは特定の建物や施設のなかで運営されたり、これに帰属することから解放されようとする。コレージュは、原則的に言えば、参加者たちが哲学的思考を希求し、互いに交流するあらゆる場で生起するとされるのである。

ciph2

(国際哲学コレージュの雑誌「デカルト通り」。PUF出版から年4回刊行される。上記写真の第48号はジャック・デリダ追悼特集号。コレージュは他にも複数の冊子・叢書シリーズを刊行している。)

CIPH3.jpg
(国際哲学コレージュでのシンポジウム「ジャン=リュック・ナンシー あらゆる方向の意味」〔2002年1月18‐19日〕。上記写真はデリダとナンシーによる討論。討論原稿の日本語訳は『水声通信』第10および11号〔2006年8および9月号〕に所収。)

UTCPブログより転載
http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/blog/2008/03/jacques-derrida-the-university/
スポンサーサイト
[ 2009/10/01 03:06 ] 映画の概要・内容 | TB(0) | コメント(-)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。